おしりたんてい児童書シリーズ第5弾「いせきからのSOS」を手に入れましたので、あらすじと感想を書いていきます。
表紙は、おしり探偵とブラウンが船に乗っていますね。遺跡に向かっているのでしょうか?
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おしり探偵「遺跡からのSOS」のあらすじ・ネタばれ
ある日の午後、郵便屋さんが手紙を届けてくれました。
その手紙を受け取ったブラウンは差出人が無い事に気が付きます。
封筒の中には、便箋としるしの付いた地図が入っています。
ブラウンは便箋を見て「202?数字にしては変わった書き方」と首をかしげました。
おしり探偵は便箋を鏡に映し、「SOSと読めますね」
SOSは助けを求めると気に使う信号です。
地図に書かれている場所で困ったことが起きているのかも知れません。
地図に書かれている場所はずいぶん遠く汽車や船を乗り継ぎ地図の場所へ向かいました。
ジャングルの奥深く船に乗り遺跡にたどり着きました。
ブラウンは案内してくれた人に尋ねました。「あの建物は何ですか?」
牛の案内人は答えます「ずっと昔の人たちが大切なものを守っていたといわれる遺跡で中には沢山の仕掛けだらけ、奥までたどり着いた人はまだ誰もいないんだよ」
ブラウンは疑問に思います。「何で損場所から依頼をしてきたのだろう」
ふと見ると岸部に小さな船があり「依頼人の船でしょうか?」しかし誰も乗っていません。
おしり探偵とブラウンは茂みをかきわけて進み遺跡にたどり着きました。
遺跡は、ハチのような模様が描かれ入口が少し空いていました。
ブラウンが遺跡に入り歩き出すと、突然天井からヤリが飛んできました。
間一髪でおしり探偵がブラウンを助け、「先に進むためには仕掛けを解く必要がある」と答えます。
遺跡の床、石畳を見ると、何種類かの模様が描かれています。
ブラウンの1歩目は蜂のマーク 2歩目はトンボのマークでヤリが飛んできました。
なので、蜂のマークだけを歩いていくことに。
通路を進むと、石の像と3つのパーツがありました。
おしり探偵はピンと来て「像にパーツをはめろということでしょうか?」
石の像はおしりから針が出ています。
針からヒントを得たおしり探偵は羽のパーツを選び石の像は蜂になりました。
扉が開き先に進むと迷路になっています。
迷路を抜けると、深い穴の空いた部屋に着きました。
穴からは、たくさんのとがった棒とクルクル回る柱が突出しています。
柱を渡って向こうへ行けそうですが、回っているので乗ったら落ちてしまいそうです。
柱を見ていたブラウンは目が回り、そばにあった岩に倒れこみました。
すると、ブラウンが倒れた拍子にレバーが下がり回転が止まりました。
おしり探偵はブラウンを褒めて、落ちないように柱を渡りました。
真ん中にある大きな柱までやってくると、”赤+黄色=?”と書かれています。
ブラウンは褒められた事がうれしくて、勝手に次の青い柱に移動してしまいました。
ブラウンが乗った青い柱は崩れ始めブラウンが落ちそうになったところをおしり探偵が助けてくれました。
おしり探偵は周りの柱の色を見渡し、青・紫・オレンジ・緑・ピンクのどの色が正しい道かを考えます。
赤と黄色を混ぜると、オレンジ
オレンジ色の柱を歩くおしり探偵とブラウン。
「それにしても、依頼にはいませんね。遺跡に入れないから依頼したと思ったのに」とブラウンは首をかしげます。
しばらくすると、マークが書かれた3つの扉が出てきました。
おしり探偵は「今まで通ってきた道を振りかえればどの道かわかるはずです」とヒントをくれました。
正しい道に必ずあったマークを選び先に進みます。
扉を開けると、「フハハッ!待ちくたびれたぞ!」上のほうから声が響きます。
「やはり、依頼人は父上あなたでしたか」
「えー!お父さん!あのさかさまな人がおしり探偵さんのお父さんなんですか!」とブラウンは驚きます。
「君が息子の相棒か。ダンディと呼んでくれ。よろしくな!」とつるされた状態なのに、かっこいいダンディ
おしり探偵は、ダンディを助けてあげます。
ブラウンはおしり探偵に尋ねます。「おしり探偵さんはお父さんが依頼人だとわかっていたんですか?」「依頼の手紙は鏡文字になっていましたし、来る途中に鏡文字がいくつかありましたしね。」
・もしもに備え書き残す
・後をつけられているのか
・何人かいるようだ
・まさか彼女が手引きを?
・レディーを疑いたくない父より
という鏡文字のメッセージが隠れていました。
ダンディは「俺が帰らないと気にお前に手紙が届くよう村の人にお願いしたいたんだ」
ブラウンは疑問に思いました。「でもダンディさん、なんで仕掛けにはまったんですか?それに、どうしてこんなところにいるんですか?」
その質問に答えるためダンディは部屋の奥へ向かいました。
部屋の奥では7人が言い争いをしています。
ダンディは状況を説明します。
「俺が遺跡に行く前の日レディに話しかけられ、一緒に遺跡に行くことになり、レディが罠にハマりそうなところ助けたら、逆に罠にはまってしまった。
まさか、遺跡のお宝を狙う盗賊だったとは」
「父上は女性に弱いところがあるんです。」となげくおしり探偵
その時です。女盗賊が爆弾を取り出し開かない扉を吹き飛ばそうとしています。
このままでは、扉だけではなく遺跡もろとも崩れてしまいそうです。
ダンディは、持っていた縄で素早く爆弾を取り上げ、ビックリした盗賊たちは振り返ります。
「フハハッ!レディに爆弾はにあわないぜ」といい「さぁて仲間を呼んでくるか」と言い駆け出しました。
盗賊たちはハッと我に帰り急いで、ダンディ達の後を追います。
深い穴の空いた部屋まで逃げるおしり探偵達ですが、盗賊たちに囲まれてしまい、真ん中の柱で立ち往生。
女盗賊が「あんたたちに逃げ場が無い。このレバーをあげるとどうなるかわかっているよね!」とレバーを上げました。
すると、回転しているダンディとおしり探偵とブラウン。
「ひっかかったな」「これは作戦です。」
「しつれいこかせて・・・」「いただくぜ・・・」
ダンディとおしり探偵の360度回転しながらのおなら攻撃!
絵が変わるほどの臭いに遺跡の仕掛けも止まってしまいました。
ダンディ達は、盗賊を縄でしばり「お宝とご対面と行くか」と先へ進みます。
おしり探偵達は、盗賊たちが開けられなかった扉の前まで来ました。
床一面に書かれた絵から扉に書かれている盃を探します。
盃の書かれた絵を見ると、スイッチになっており押すと扉が開きました。
扉の奥には、黄金に輝く聖杯がありました。
「これが遺跡のお宝ハニーの聖杯だ」とダンディは嬉しそうに笑いました。
ブラウンは「勝手に取っていくんですか?まさかダンディさんも盗賊ですか?」と聞きました。
「申し遅れたな」と名刺を差し出し、”海の向こう博物館 遺跡保護課チーフ おしりダンディ”と書かれていました。
「父上は遺跡を保護する仕事をしているのです」とおしり探偵がフォローします。
「村から博物館に依頼があったのさ。今回みたいに盗賊に狙われることもあるしな。」とダンディがハニーの聖杯を布にくるもうとした時に、中からキラキラと輝く蜜がたれてきました。
「蜂蜜が残っていたとは驚きだな。お前たちの報酬がきまったぞ」と盗賊を警察に引き渡し遺跡を後にします。
数日後、おしり探偵事務所に小包が届きました。差出人はダンディです。
中には、キラキラ輝くスイートポテトと蜂蜜の入った小瓶がありました。
手紙には、おしり探偵のお母さんが作った事が記されていました。
おしり探偵とブラウンはスイートポテトをこころゆくまで味わいました。
おしり探偵「遺跡からのSOS」の感想
YouTubeのアニメと表紙から、ジャングルに向かう途中のお話がメインかと勝手に思ってしまいました。本を読んでみるとあっという間についてしまいまして、遺跡の中でのお話がメインでした。
そして、今回の一番の謎解きである、”依頼人”ですが、ちょっと残念でしたね。
背表紙と中を開けた時にある人物紹介で、ある程度わかってしまいました。
せっかく初登場するわけですし、依頼人は誰なのかと話を引っ張っていますので、こういう所から想像ができるのはちょっと残念です。
話の内容は、おしり探偵らしく随所に謎が隠されていますし、ダンディからのメッセージも上手く隠れていますので2回目を読んだ時に見つけるとうれしくなりますね。
そして、1巻から読んでいますがおそらく初めてブラウンが役に立ちましたね。
今まですべての推理を外したり、おしり探偵に嘘をついたり、ほとんど役に立っていなかったブラウンが今回、回転を止めるレバーを偶然下げてしまいます。
偶然とはいえ、かなりの活躍でしたね。
それ以上に、ブラウンをヤリや落下から助けるおしり探偵は凄いですが。
そして、もう一つ初だったのが、絵が変わるほどのおなら攻撃で女性もターゲットになっているのです。
(不滅の窃盗団で女性がいないという仮定です。)
おしり探偵のプロフィールにレディに優しいとあったので、女性にはおなら攻撃をしないと思っていましたが、今回はしていましたね。
女性でも悪いことをしたらお仕置きということですね。
みみちゃんの感想

親子でのダブルおなら攻撃はとても臭そうですね。
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こちら、「遺跡からのSOS」の後半ですね。こちらも面白くまさかの小ネタが隠されていました。最後の一言がかなり気にっています。