おしりたんてい 紫貴婦人の暗号事件

おしりたんてい単行本シリーズ1の「紫貴婦人の暗号事件」こちらの感想とあらすじになります。

この表紙どこかで見たことがあると思ったら塗り絵の絵ですね。


おしりたんていおしりたんてい 塗り絵を使ってスクラッチアート
100均(ダイソー)で購入したレインボーペーパーを使ってスクラッチアートをしました。
黒い部分を削って下にあるカラフルな色が出てきます。
おしり探偵を書くよりも背景の方が大変です。


おしりたんてい 紫貴婦人の暗号事件

本の中には、2つお話が入っており今回は「紫貴婦人の暗号事件」になります。
別なブログ記事で、「おやつ泥棒はだれだ!?」を書いていきます。

知っていましたか?おしりたんていは無料アプリから絵本・単行本になったのです


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おしり探偵「紫貴婦人の暗号事件」あらすじ

ある朝のこと、おしり探偵が新聞で連続空き巣事件の記事を読んでいると、依頼人が来ました。

ドアを開けると、上から下まで紫色の格好のスラリとした女性が立っていました。

おしり探偵は、女性を中に通し名刺を差し出しました。


女性は風邪を引いているらしく、しわがれた声で「オーイモ農園の『べにいもこ』と申します。紫貴婦人と呼ぶ人もいます」と挨拶をしました。すると、助手のブラウンは慌てて新聞を取り出し「サツマイモで有名なあの紫貴婦人ですか!」と驚いていました。

新聞には、話題のあの人に聞く!サツマイモ作り続けて20年という記事がかかれていました。その下には、連続空き巣事件の記事があり「かぎづめのシロ」を追っているそうです。


紫貴婦人は新聞に載っていた記事本人で、今回は暗号をといていただきたいと古びた手紙を置きました。

わが子孫へ
いはもたけいの
もまもんいないかを
いもほいれ   いもはひっこぬけ

さらりと手紙に目を通したおしり探偵は暗号の謎は解けましたと、ブラウンも紫貴婦人もあまりの速さにビックリ!


手紙の文字から”いも”を取ると

は た け の ま ん な か を ほ れ

という文字が残ります。


紫貴婦人はお礼をしスグに出て行こうとしましたが、おしり探偵は呼び止め「お手伝いしましょうか?」と聞きました。

タクシーで、オーイモ農園へ向かった3人、着くと迷路のような畑で真中を目指します。


畑の真ん中についたらブラウンが貼りきり穴を掘っていきます。
「あたくしが確かめますわ!」と紫貴婦人も穴を掘り始め、サツマイモの根っこをブチブチと切りながら土を払いのけました。

出てきたのは小さな箱でした。

その箱の中には、地図が書かれており、右下の×印には我々の家宝で扉は開くと書かれていました。


×印がある畑の近くの小屋に向かいました。
紫貴婦人は急いで行き畑を踏み歩きながら一直線に小屋に向かいます。

小屋のドアを開けると、そこは何もありません。

おしり探偵は、「慌ててはいけません。地図には『我々の家宝で扉は開く』と書かれていましたと壁や床を調べ始めました。

するとおしり探偵があやしい仕掛けを見つけました。


文字が書かれた15枚のタイルそして、そのタイルがピタッとはまりそうなくぼみが5こあります。

お ク あ り ツ
サ マ ス モ リ
タ た ル イ お

紫貴婦人は”クリスタル”を選びました。
ブラウンは”おおあたり”を選びました。
おしり探偵は”     ”を選びました。


おしり探偵は”サツマイモ”を選びましたので、隠し扉が開き、地下へと続く階段が現れました。

地下は迷路になっており、ゴールへ辿り着いたおしり探偵達。
石で出来た扉を開けると木の箱が大量に積み上げられていました。


紫貴婦人は「宝も見つかりましたし、無事解決ですね。ココまでで結構ですわ」と二人を中に入れようとしません。

おしり探偵は静かに言いました。
「宝探しは終わりましたが、何も解決していませんよ。貴方、紫貴婦人ではありませんね」


おしり探偵は説明をしました。
「一年中畑仕事をしている人なのにこの人は真っ白な肌をしている。
サツマイモ料理には目が無いはずなのに事務所で出したスイートポテトは食べませんでした。
決定的だったのは、サツマイモを乱暴に扱った事。
本物の紫貴婦人だったらあり得ないことです。」

農園に来たのは手伝いではなく見張る為だったのです。


ブラウンは紫貴婦人にとびかかりサングラスとマスクを取ろうとしましたが紫貴婦人は抵抗します。

おしり探偵はブラウンに「レディーに取るべき態度ではないと」紫貴婦人から離させました。

紫貴婦人は「おしり探偵さんは紳士ね」とほめました。

おしり探偵は、紫貴婦人の手を取り「あなたの正体は私が確かめさえていただきますね。それでは・・・しつれいこかせていただきます」


絵が変わり変装が全て取れてしまうほどのおなら攻撃!

変装が取れ犯人が激臭にもだえていました。


すると、女性の声が聞こえ本物の紫貴婦人が来ました。

おしり探偵は手紙を取り出し、事情を説明しました。

紫貴婦人は金庫から盗まれた手紙を受け取り、「千祖代々サツマイモ作り一筋だから宝なんて無いと思います」と言いました。

「フム、はたしてそうでしょうか?」と部屋の奥へ案内し紫貴婦人が箱の中を開けました。
そこには、黄金に輝くサツマイモ”幻といわれる小金芋”が出てきました。

犯人は悔しがり「金銀財宝だと思っていたのに~」

おしり探偵は「いいえ。本物の紫貴婦人にとってはまぎれもなく宝ですよ」


ブラウンがこの犯人はだれなのか気になっていましたが、おしり探偵は連続空き巣事件の犯人”かぎずめのシロ”と見抜いていました。

宝さがしも連続空き巣事件も全部解決しました。

小金芋を見つけたお礼に、オーイモ農園でサツマイモ料理のパーティに呼ばれておしり探偵は大満足。

おしり探偵「紫貴婦人の暗号事件」の感想

おしり探偵の推理力に負けました。
紫貴婦人が偽物だと気が付いたのは、畑の真ん中でサツマイモを乱暴に扱った時でした。でもおしり探偵は、事務所にやってきて肌が日焼けしていないこと・スイートポテトを食べなかったことで正体を見抜いていました。


確かに2回目を読むと、新聞には本物の紫貴婦人が載っており日焼けをしています。
ですが、新聞ですので絵ではカラーではなく白黒の2色なのです。
そして、確かにスイートポテトも出しており食べていません。

こういうさりげない仕掛けをして2回目を読んだ時に気が付くのはおしり探偵の面白さですよね。


暗号自体は、小学生でもわかるレベルにしていますし、絵の中に”隠れおしり”を探すページもいくつかあります。

そして、強烈なおなら攻撃は子供にはかなり受けると思います。

本の内容もさることながら、ページに仕掛けられた面白さもあるからこそ、何度でも読める本だと思いました。

みみちゃんの感想

みみちゃん

おしり探偵の単行本1作目の作品です。文章を読むだけではなく絵も読みながら楽しむ本ですし、犯人がわかっても2回目を読むことができる凄い本ですね。

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おしり探偵の事をいろいろ調べてみました。絵本や単行本・無料アプリやグッズなど!でもおしり探偵の子供のころっていったいどんな感じだったのでしょうか?
まだ作品に登場していませんので、気になりますね。


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紫貴婦人の暗号事件の後のおはなし「おやつ泥棒は誰だ!?」になります。おしり探偵が買い物に行き事務所に戻るときに窓が割れおやつが盗まれてしまいました。
事務所にいたブラウンは犯人の姿をみていないそうです。一体誰が盗んだのでしょうか?